【森村 献】

1954年5月22日 東京出身
 74年かまやつひろしバンドのキーボード奏者としてプロ活動を始め、79年オルケスタ・デル・ソルに参加。ポピュラー音楽に携わりつつラテン音楽に傾倒を深める。特に88年からは毎年のようにキューバを訪れ、現地の一流ミュージシャンとの交流の経験を生かし日本の音楽界に新風を吹き込む。この頃結成されたオルケスタ・デ・ラ・ルスやチカ・ブーンの有力なアドバイザーでもあり、日本のラテン音楽界にはなくてはならない存在となる。
 90年元カシオペアの神保彰、櫻井哲夫によって結成されたフュージョン・グループJIMSAKUに主要メンバーとして参加し、演奏および編曲を担当(アルバム5枚)。91年女性サルサ/ポップグループ、チカ・ブーンのデビュー・アルバム「チカ・ブーン」をプロデュース。
 93年ソロ・アルバム「フットボール・スクィーズ Vol.1 エスペランサ」をソニーミュージックより発表。93〜99年オルケスタ・デル・ソルのアルバム6枚(ビクターエンタテインメント他)のほぼ全曲を編曲。作曲も多数。98年から熱帯JAZZ楽団に参加し数々の作編曲も担当。
 99年に日本のサルサミュージシャンのオールスターズESTRELLAS DEL JAPONを結成し、1月にキューバ、11月に中南米4ヶ国をツアーし、各国で絶賛を浴びる。
 2001年にソロアルバム"HEART OF CUBA"、2002年に"SONADOR"をビクターaosis Recordsよりリリース。キューバンダンス・コンピレーションアルバム「ボバンバ!」をプロデュース、熱帯倶楽部SPIRIT OF RHYTHM(アルバム2枚)の音楽監督をつとめる。
 2003年にはビクター・エンタテインメントよりソロ・アルバム "MILAGRO" をリリース。このアルバムではブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのピアニスト、ルベン・ゴンサーレスと共演している。
 2007年ソロ・アルバム "MANTECA" をリリース(Uno Records)。
 2011年ソロ・アルバム "respiro" をリリース(Uno Records)。
 2021年「森村献スペシャル」名義で”Seven Steps To Heaven”をリリース(Uno Records)。